日産BNR32スカイラインGT−R
エンジン、ミッション載せ換え作業!!
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さて今回はあの・・・。
名車!日産BNR32スカイラインGT−R!!
のエンジン載せ換え作業、リビルトミッション載せ換え、室内清掃etc...をレポートしていきたいと思います!
さあ登場からかれこれ20年が経過している車ですが、未だに根強いファンが多い車種であるかと思います、さて今回この車は富士スピードウエイの本コースにてエンジンブローした車両であり、走行距離も15万キロと過走行の為リビルトエンジンへの載せ換えを決行致しました!!
※画像が飛び飛びなのは申し訳ありません。


まずは今回作業した車がこのブラックのGT−Rのご紹介です。
外装は平成3年式の前期型の角目仕様です。
(画像は作業終了後の画像になります。)

こちらが、作業風景です。
肝心のエンジン降ろしの作業中の画像が無くて申し訳ないです・・・。

元のエンジンを下ろして、新しく載せ換えるエンジンをスタンドにかけようとしている所です。
エンジンはリビルトエンジンになります。仕様はノーマルです。
降ろしたエンジンはN1オーバーサイズピストンの気持ちボアアップ仕様で後はノーマルエンジンでした。

正面です。
スペースの問題で下抜きでエンジンを降ろしました。
サージタンクの塗装の剥がれや、オイルの滲み、漏れ等かなり年季が入ったエンジンでした。
皆さん外装だけじゃなくエンジン等の内部機関もメンテナンスはマメに行いましょう。
ミッションごと降ろしたのは良いんですが、いざミッションとエンジンを外して、クラッチを見てみるとディスクがバラバラになっていました。
今回は次期オーナー様の要望により純正に交換致しました。

ミッションとエンジンを切り離した状態になります。

画像では解りずらいですがニスモのカッパーミックスクラッチがバラバラになってました。
ミッションもオイルまみれで年季を感じます。
まさかミッションも壊れてるとはこの時はまだ誰も気付いたませんでした。

そしてこちらが載せるエンジンです。
下にフロントデフのオイルがお漏らししているのは気にしないで下さい。
こちらのエンジンはホース類の劣化が著しかったので、ヘッド裏、サージタンク下、等の車上での交換作業が困難なホース類を全て交換致しました。
同じくシール類等の細かいショートパーツも全て新品に交換致しました。

そしてエンジンを載せている画像がないままエンジン載せ換えは終了したのでした・・・。
(画像が無くて申し訳ありません)

そして・・・。
いざエンジンが載って仮ナンバーを付けて試乗した時にミッションから異音が・・・。
更にギヤが入りにくいときた・・・。
そしてリビルトミッション載せ換え決定です!
(画像は載せ換える手前の画像です)

こちらがリビルトミッションです。
これから載せ換えるミッションなんですが、箱を開けた時にトランスファーも一緒の方が良かったかな?とか思いました。


こちらが付いているミッションを降ろす作業中です。
プロペラシャフトを外して、オイルを抜いて、一度載せたのにまた外すのはなんか切ないです・・・。

外したミッションとリビルトミッションです。
リビルトの方が綺麗ですね〜!当たり前ですけど。これからトランスファーと、ショートパーツを移植して取付します!

リビルトミッション取付後です。
当たり前ですがミッションは絶好調になりました!
外したミッションは、綺麗にして、送り返しました。

色々と端折ってますが、エンジン、ミッションの載せ換え作業はこれで終了です。
その他機関的な問題はクラッチブースターが破損してたり、ハブが壊れていたりと色々ありましたがひと段落付きました。

↑作業終了後です。

↑クラッチブースター交換作業です。

続いては内装清掃です、お世辞にも綺麗とは言え無かった内装を取り外し清掃しました。
マットも洗濯し、シートも丸洗いし、フロアカーペットも清掃しました!


こちらが清掃後の画像です。
当初に比べとても綺麗になりました!
出来れば内装のヘタっている部分も変えたいと思いましたが、意外とR32系の部品は高いので難しいですね。

外装も汚れが溜まりやすいところを中心に洗車致しました。
トランクルームもスペアタイヤ付近は水が溜まり錆が発生しやすい所なので、水分を十分にふき取り、乾燥させることである程度は防ぐことが出来ます。


↑室内清掃後です


↑室内清掃中です

↑シート洗浄中です

さてこちらはR32系のCピラーのカバーです。ここはまさに運転席の窓のスジや、ダッシュボード助手席側の浮き、等と同じ位32特有の病気といっても過言ではないくらいみんなダメになっています。
この車は極端な例ですが、リヤの三角窓や、リヤウインドゥにフィルムを張っている方は気付きにくいので要注意です。
右の画像を見ると完全に内装が骨格から剥離しているのが解りますよね?
価格は16000円くらいなので気になる方は是非交換をオススメ致します。
さて、これからこの車は板金屋さんへ旅に出ます。帰ってきたら車検を取ってお客様へご納車となります。

以上でこのお車の作業紹介は終了となります。




BNR32、HCR32、HNR32、ECR32、HR32、FR32のスカイライン系についてご相談等ありましたらコクピット湘南厚木店までご連絡下さい。

とても良い車なので大切に末永く乗っていただけたら幸いです。



↑右が新品で、左が現車に付いていたものです

↑年式とともにヤレていく内装部品


↑こちらが新品、取り替えるとだいぶ印象が変わります。

↑ここまで古くなると骨格は大体こうなっています。
作業担当:O沼